柔らかいだけじゃない。ヨガで育てる『使える体』

ヨガというと、「体を柔らかくするもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
もちろん、柔軟性は大切。
でも私はレッスンの中で、柔らかくすることだけではなく、「モビリティ」をとても大切にしています。
モビリティとは?
簡単にいうと、
「自分の力でコントロールしながら、関節を動かせること」
例えば、誰かに脚を持ち上げてもらえば高く上がる。でも、自分の力ではそこまで上げられない。
これは「柔らかさ」はあっても、その範囲を自分では十分に使えていないということ。
モビリティには柔軟性だけではなく、筋力、バランス、関節の動き、神経によるコントロールなど、いろいろなものが関わっています。
だから、
柔らかいだけでもダメ。
筋力があるだけでもダメ。
体は一つの筋肉だけで動いているわけではなく、全身がつながり、連動しながら一つの動きをつくっています。
自分の意識が、足の指先まで届く体
レッスンで、
「足の指を開いてみてください」
「この指を動かしてみましょう」
とお伝えすると、思うように動かせない方も少なくありません。
普段ほとんど意識していないところは、いざ動かそうとしても思ったように動かせないことがあります。
ヨガでは、ただポーズをとるだけではなく、
「今、どこが動いている?」
「どこに力が入っている?」
「この場所を自分の意思で動かせる?」
そんなふうに、自分の体に意識を向けていきます。
私は、自分の意識が一番遠い足の指先まで届き、自分が動きたいように体を動かせることをとても大切にしています。
そして、それを頑張って動かすのではなく、できるだけ無理なく、余計な力を使わずに動かせる体へ。
柔軟性があり、支える筋力があり、それぞれが連動して、自分の意思で動かせる。
それが、私がヨガで大切にしている「使える体」です。
難しいポーズができることよりも、
自分の体を感じ、自分の体を自分で扱えること。
そんな体を、ヨガを通して少しずつ育てていきたいと思っています。



