ジメジメする季節は、呼吸から整える。今日のヨガで行った2つの呼吸法

ジメジメする季節は、呼吸から整える。今日のヨガで行った2つの呼吸法
雨が降ったり、湿度が高かったり。
季節の変わり目は、気温だけでなく湿度や気圧も大きく変化します。
「なんとなく体が重い」
「頭がスッキリしない」
「目のまわりが重い」
「鼻や喉がすっきりしない」
そんな声も聞かれる時期です。
今日の生徒さんからも、皮膚にじんましんのような症状が出たというお話がありました。(片目が充血されている方や膝関節が痛むという方もいらっしゃいました。)
もちろん、皮膚症状にはさまざまな原因があり、すべてが天候のせいというわけではありません。
ただ私たちの体は、気温・湿度・気圧など外の環境が変化するたびに、その環境に合わせて体温や血流などを調整しています。
だからこそ、こういう日は「たくさん動く」だけではなく、呼吸から体を整える時間を少し丁寧に。
今日は2つの呼吸法を行いました。
① ナーディショーダナ(片鼻呼吸)
ひとつめは、左右の鼻から交互に呼吸する「ナーディショーダナ」。
右から吸って左から吐く。
左から吸って右から吐く。
それをゆっくり繰り返していきます。
鼻呼吸には、口呼吸とはまた違った役割があります。
鼻腔や副鼻腔では一酸化窒素(NO)がつくられていて、鼻から息を吸うことで吸気とともに気道へ運ばれます。
一酸化窒素は血管を広げる働きを持つ物質で、循環や呼吸にも関わっています。
また、ナーディショーダナのように呼吸をゆっくり行うことで呼吸数が落ち、心拍変動など自律神経に関係する指標にも変化がみられることが研究されています。
今日は3〜4分ほど、いつもより長めに。
終わったあとは私自身も
「鼻が通った。頭もスッキリした」
という感覚がありました。
呼吸って、ただ酸素を取り込むだけじゃないんですよね。
② カパラバティ
もうひとつは「カパラバティ」。
鼻から「フッ、フッ、フッ」とリズミカルに息を吐き、そのたびにお腹をへこませます。
普通の呼吸とは少し違って、吐く息を能動的に行い、吸う息は自然に入ってくるのが特徴です。
腹筋をリズミカルに収縮させることで横隔膜も動き、呼吸筋や腹部に刺激が入ります。
そしてヨガの伝統では、カパラバティは「シャットカルマ」と呼ばれる浄化法のひとつ。
「カパラ」は頭蓋、
「バティ」は輝く・光るという意味を持ち、
頭部をクリアにするための浄化法として古くから行われてきました。
実際、終わったあとに「頭がスッキリした」「目が覚めたような感じがする」と感じる方もいます。
※勢いのある呼吸法なので、めまいがある時、体調がすぐれない時、高血圧などがある方は無理に行わず、ゆっくりした呼吸を選びます。
季節が変われば、ヨガも変える
私は毎回、同じヨガをするわけではありません。
季節や天候、その日の参加者の体調を見ながら、動きを多くしたり、ゆるめる時間を長くしたり、今日のように呼吸法を丁寧に行ったりします。
ジメジメして、なんとなく体も頭も重たい日。
そんな時に「もっと頑張って動かなきゃ」ではなく、
今日は呼吸を整えてみよう。
そんな選択肢を持っているだけでも、自分の体との付き合い方は少し変わります。
呼吸は、いつでも自分でできるセルフメンテナンス。
体の仕組みを少し知りながら、自分の体で実際に感じてみる。
こういうことも含めて、私はヨガの面白さだと思っています。


