脳梗塞を経験した生徒さんが、ヨガに帰ってきた日

70代、80代の生徒さんも多く通ってくださるヨガ。
先日、脳梗塞で入院されていた生徒さんが、
思っていたよりずっと早くヨガに戻ってきてくれました。
しばらくお顔を見ていなかったので、
会えたことが本当に嬉しかったです。

そしてその日、
ご自身に起きたことを皆さんに話してくださいました。
その日はいつものように農作業。
白菜の種を植えていたそうです。
「今日はやけにつばが出るなぁ」
そう思いながらも、
本人は特に異変だとは思わず作業を続けていたそう。
そのあと家族とお茶をして、
おせんべいを食べていたら、
「なんでそんなにこぼすんだ?」
と息子さんに言われた。
本人は
「年を取ればこぼれるんだよ」
なんて返していたそうですが😂
今度は家族から、
「なんか、ろれつが回ってないよ」と。
でも本人は普通にしゃべっているつもり。
そこで医療関係者のお孫さんにスマホ越しに様子を見てもらったところ、
「これはおかしい。すぐ救急車を呼んで」
となり、そのまま病院へ。
ご本人は歩いて救急車に乗りながらも、
「なんで私が救急車に乗らなきゃいけないんだろう」
くらいの感覚だったそうです。

検査の結果、脳梗塞。
心臓の不整脈が関係したものだったと説明を受けたそうです。
幸い大きな麻痺や言語障害は残らず、
こうしてまた元気にヨガに来て、
いつものように流暢にお話ししてくれました。
「もう家族には頭が上がらないよ😂」
と笑っていましたが、
本当に、周りが気づいてくれたことが大きかったんだと思います。
この話を聞いていた皆さんも、
「こういう実際の話を聞くって大事だね」
と、とても真剣に聞いていました。

そして話題になったのが、
舌や喉、声を出すこと。
入院中も舌をよく動かすように言われたそうで、
それからご本人も意識して舌を動かしているそうです。
舌や口、喉は、
食べる。
飲み込む。
しゃべる。
声を出す。
そして呼吸にも関わる場所。
年齢とともに人と話す機会が減ったり、
大きな声を出すことが減ったりするからこそ、
人と話す。
笑う。
音読する。
舌や口を動かす。
呼吸をする。
そんな当たり前のことも、
大切にしていきたいね、とみんなで話しました。

ヨガでも私は首まわりからほぐすことが多いです。
頭と胴体をつなぐ首。
呼吸や発声、飲み込みにも関わる大切な場所だからこそ、
無理なく動かして、呼吸を感じていく。
鼻呼吸のときには、
舌を力ませず上あごに軽く置けているかな?
そんなことも感じてもらっています。
70代、80代だけの話ではありません。
40代の私たちだって、
いつ何が起こるかわからない。
気をつけていたって、
なるときはなる。
だから怖がるためではなく、
自分の体の小さな変化に気づくこと。
そして、自分では気づけない変化を
周りの人に気づいてもらうことも大切なんだと思います。

最後にその方が、
「病院の先生にも、ヨガはいいから続けてくださいって言われたから来たんだよ」
と☺️
そして帰り際には皆さんに、
「ヨガはいいよ〜!」
と言って帰っていかれました😂
ヨガをするだけじゃなく、
こうやってみんなで体のことを話したり、
経験をシェアしたり、
笑ったり。
ここが、
自分の体と向き合いながら
みんなで元気に歳を重ねていける場所になったらいいなと思います。



